1852年(嘉永5年)の出来事

今から174年前の出来事

1852年(嘉永5年)は、幕末の激動が始まる直前の「嵐の前夜」といえる年です。

この時点では、日本はまだ鎖国体制の中にあり、大きな変化は表面化していません。
しかしその裏では、海外からの圧力と国内の変化が静かに進んでいました。

アメリカではペリーが日本遠征の準備を整え、ロシアも日本への接近を強めます。
さらにこの年には、後に明治維新を主導する明治天皇が誕生しました。

つまり1852年は、「何も起きていないようで、すべてが始まっていた年」といえます。

1852年の重要出来事【まずここだけ読めばOK】

■ 明治天皇の誕生

9月22日、祐宮(後の明治天皇)が誕生しました。
後の明治維新と近代国家の象徴となる存在の誕生です。

■ ペリーの日本遠征準備

アメリカのペリー提督が、日本へ向けて出航しました。
翌1853年の黒船来航へとつながる決定的な動きです。

■ ロシアの接近

ロシア船が下田に来航し、日本近海への進出を強めました。
日本はすでに列強の関心の対象となっていました。

この年は何が変わったのか

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この年は、幕末の大きな変化が始まる直前の時期にあたり、日本はまだ江戸幕府による安定した統治のもとにありました。約200年にわたる鎖国体制が維持され、国内は比較的平穏な状況が続いていました。

しかしその一方で、海外では欧米列強がアジアへの進出を強めており、中国はアヘン戦争で敗北するなど、東アジアの情勢は大きく変化していました。

こうした国際情勢の影響は徐々に日本にも及びつつあり、幕府も警戒を強めていきます。

まだ国内には大きな混乱は見られませんが、外圧によってこれまでの体制が揺らぐ兆しが現れ始めていました。

つまり1852年は、「幕末の激動が始まる直前の静かな前夜」です。
この流れは、翌1853年の黒船来航によって一気に現実の危機へと変わっていきます。

さらにこの年は、後に明治維新を担う人物たちが誕生した年でもありました。

  • 明治天皇
    後の近代国家日本の象徴となる存在
  • 児玉源太郎
    日露戦争で活躍する名参謀
  • 山本権兵衛
    日本海軍の基礎を築く指導者

つまり1852年は、「まだ何も起きていないようでいて、後の日本を動かす人物と流れがすでに揃い始めていた年」といえます。

出来事・事物起源・話題

2月25日
児玉源太郎誕生
6月24日
ロシア船伊豆の下田港に来航す
9月22日
祐宮(後の明治天皇)、御誕生
10月15日
山本権兵衛誕生
11月24日
ペリー提督、大統領の国書を持って、日本に向け出航

天皇

孝明天皇(在位:弘化3年2月13日~慶応2年12月25日)

将軍

徳川家慶[12代](在位:天保8年9月2日~嘉永6年7月22日)

この年のポイントまとめ

✔明治天皇が誕生し、新時代の象徴が生まれた
✔ペリーが日本遠征へ出航し、開国の準備が始まった
✔ロシアも接近し、日本は列強の対象となった
✔後の明治国家を支える人物が誕生した
✔幕末の激動はすでに始まっていた

1852年は、幕末の大きな変化が表面化する直前の重要な一年です。
この年を理解することで、1853年の黒船来航とその後の展開がより明確に見えてきます。

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