1879年(明治12年)の出来事

今から147年前の出来事

1879年(明治12年)は、日本の国家体制がさらに強化され、中央集権国家としての形が整えられていった年です。

この年には、琉球王国が廃止され沖縄県が設置されるなど、日本の領土と統治のあり方に大きな変化が起こりました。

近代国家としての「統治」が完成に近づいた年です

1879年の重要出来事【まずここだけ読めばOK】

■ 沖縄県の設置(琉球処分)

琉球王国が廃止され、日本の一部として沖縄県が設置されました。

日本の領土が現在の形に近づく
中央政府の支配が全国へ拡大

■ 明治政府の統治強化

廃藩置県(1871年)以降進められてきた中央集権化が、この時期に完成段階へと入ります。

地方 → 国家へ
支配構造が一本化

■ 衛生と感染症(コレラの流行)

・コレラが流行し、多くの死者が発生
・当時は原因が十分に解明されておらず、強い恐怖の対象となった

近代日本における「公衆衛生」の重要性が認識され始める

■ 教育・制度の整備

教育制度や行政制度の整備が進められ、国家運営の基盤が固められていきました。

この年は何が変わったのか

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1879年は、日本の「領土」と「統治」が明確になった年です。

  • 琉球 → 日本へ編入
  • 地方 → 中央政府の支配へ
  • 制度 → 国家として整備

つまり、「日本という国家の輪郭が完成に近づいた年」

幕末の動乱期を経て、
「国家を作る段階」から「国家を固める段階」へと移行

出来事・事物起源・話題

1月25日
大阪朝日新聞創刊される
1月29日
万国電信条約に加盟し、外国電信業務を開始
3月12日
最初の内閣書記官長に中村弘毅を任命(内閣書紀官設立は3月10日)
3月14日
松山にコレラ発生、全国に広がる
3月20日
東京府会開会(府県会規則による府県会の最初)
3月27日
愛国社第二回大会開催
3月28日
初めての蓄音機の吹込(東京商法会議所において福知桜痴による)
4月4日
琉球藩を廃止、沖縄県とする
5月9日
官吏の公開の場での政談演説を禁止する
5月13日
陸軍幕僚参謀条例を定める
5月15日
山林局を内務省に設置
6月4日
東京招魂社を別格官幣社とし、靖国神社と改称(内務・陸軍・海軍3省の管理とする)
6月27日
コレラ予防法定める
7月3日
アメリカ前大統領グラント将軍夫妻来日
7月4日
来日中のアメリカ前大統領グラント将軍来朝参内する
7月10日
東京大学卒業生に初めての学位(学士号)授与する(医学本科18名、製薬本科19名の計37名)
7月16日
日本最初の考古学研究書完成(モールスの「大森貝塚研究報告」)
8月1日
日本最初の損害保険会社開業(東京海上火災保険会社)
8月10日
明治天皇、濱離宮に臨幸(アメリカ前大統領グラント将軍を引見し給う)
8月25日
車駕上野公園に臨幸し、犬追物天覧(アメリカ前大統領グラント将軍陪観する)
8月31日
皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)御降誕
9月15日
製茶共進会を初めて横浜に開催(産業一種目の共進会はこれを端となす)
9月29日
文部卿寺島宗則、教育令布告(学制廃止)
10月13日
侍補職を廃止する
10月27日
徴兵令改正(免役条項を縮小、軽重輸卒を説く)
10月28日
水上警察を東京に開設
11月1日
横浜に生糸の共進会開催
11月7日
愛国社第3回大会開催、国会開設請願を決議する
11月11日
萩原鑛場に最初の石油輸送鉄管竣工(それまでは樽に石油を容れ人夫に運ばしていた)
11月22日
道元に承陽大師と諡す
12月20日
青森県尻屋崎燈台に霧笛を設ける
12月26日
東京日本橋京橋の大火(約1万戸焼失)

生活の話題

  • 千住製絨所成り、毛糸の生産も始まる
  • 印刷局抄紙部でカセイソーダの製造はじまり洗濯石鹸もつくる(明治14年に廃止)
  • 唐チリメン(メリンス)の輸入が盛ん

  • 北海道紋別に製糖所設置
  • 東京小石川興農社で各種の缶詰をつくり利益をあげる
  • 広島の博進社缶詰製造をはじめ、日清戦争以来牛肉缶詰盛んになる基となる

その他

  • 梟首刑廃止
  • 府県会開始
  • 印刷局が、懐中日記を発行
  • 国立銀行150行に達する
  • 大阪に硫酸製造会社設立

この年のポイントまとめ

✔ 沖縄県が設置された
✔ 日本の領土が現在に近づいた
✔ 中央集権体制が強化された
✔ コレラ流行により公衆衛生の課題が浮き彫りになった

「国家の形と社会の課題が同時に見えた年」

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