出来事・事物起源・話題
- 1月5日
- 乃木希典、琴平宮の鎮座する雪深い象頭山上で新年宴会を催す
- 1月19日
- イギリス、エジプトとスーダン共同統治協定
- 1月19日
- 勝海舟、77歳でこの世を去る
- 2月1日
- 東京、大阪、神戸間に最初の長距離電話開通(工費総額約40万円)
- 2月7日
- 中学校令・実業学校令・高等女学校令公布
- 2月24日
- 不動産登記法公布
- 3月4日
- 著作権法公布
- 3月14日
- 正岡子規、根岸短歌会を始める
- 3月28日
- 文官任用令改正(政党の猟官を阻止)
- 4月4日
- 東京に音楽、外国語学校開校
- 4月7日
- 八幡製鉄、大冶鉄鉱輸入契約締結
- 5月4日
- 京都武徳殿、新築落成
- 5月11日
- 参謀総長川上操六没(享年52歳)
- 5月16日
- 参謀総長川上操六(11日没)の後任に大山巌を任命する
- 5月18日
- 第1回万国平和会議ハーグで開催
- 5月24日
- 陸海軍大臣現役武官制確立
- 5月25日
- 食堂車初めて山陽鉄道に連結され、これより各線に及ぶ
- 6月9日
- 農合法公布
- 6月12日
- 台北の台湾銀行開業する
- 7月4日
- ビヤホール初めてあらわれる
- 7月13日
- 新たに22港を貿易港として開港
(清水、武豊、下関、四日市、門司、博多、口津、三角、巌原、佐須奈、鹿児島、那覇、浜田、境、宮津、敦賀、七尾、伏木、小樽、釧路、室蘭、唐津の諸港) - 7月15日
- 軍機保護法公布
- 7月17日
- 治外法権撤廃に依り、諸外国人の内地雑居許される
- 7月17日
- 日英通商航海条約をはじめ、以後成立の改正条約実施の第一日、横浜で米船員の殺人事件
- 7月18日
- 要塞地帯法公布
- 7月27日
- オランダの首都ヘーグに於て、16カ国の国際仲裁裁判所説立
- 8月3日
- 私立学校令
- 8月4日
- 東京初のビアホール、新橋にオープン
- 8月4日
- 悪疫防止に海港検疫法実施
- 8月5日
- 樟脳(しょうのう)の専売制、台湾にて実施
- 8月12日
- 富山市の大火(約5,000戸焼失)
- 8月12日
- 横浜開港以来の大火(約3,200戸焼失)
- 9月6日
- ヘイ米国務長官、中国の門戸解放を各国に通告
- 9月15日
- 函館の大火(約2,000戸焼失)
- 9月17日
- 最初の内外人合同劇開演(伊井容峰一派とイギリス俳優ゴーフら合同)
- 9月18日
- 朝鮮に初めて鉄道敷設される(仁川・鷺梁間20哩)
- 9月27日
- 台湾銀行開業
- 10月2日
- 木下尚江・河野広中・片山潜ら、「普通選挙期成同盟会」結成
- 10月28日
- 条約改正実施祝賀式典、宮中豊明殿で挙行(大臣以下100官を招待)
- 11月9日
- 赤坂離宮の観菊御宴
- 11月9日
- 憲政党、山県首相に提携をもとむ
- 11月26日
- 東京商業会議所の新築竣工する
- 12月16日
- 年賀郵便特別扱い始まる
- 12月17日
- 東京市の水道工事完成
- 12月18日
- 淀橋にて東京水道工事落成式
- 12月26日
- アメリカの門戸開放に同意
- 12月31日
- 政府発行の従来の紙幣を廃し、国立銀行発行の新紙幣に代える
総理大臣
山県有朋(明治31年11月8日~明治33年10月19日)
生活の話題
食
- 西洋料理人の組合進徳会設立
- 森永太一郎、赤坂に洋菓子店を開業
住
- 家屋税等に反対運動起こる
- 東京で水道による給水開始
その他
- 川崎・大師間の大師電気鉄道開通
- 高等女学校令・実業学校令公布
- 東京・大阪間長距離電話開通
- 大阪・門司直通電信開通
- 府県税・家屋税に関する件公布
- 私立学校令公布
- 図書館令公布
地方の出来事
北海道
- 北海道旧土人保護法を公布し、アイヌに無償で土地を交付する
- 小樽・釧路・室蘭が新開港地として指定される
東北
- 岩手県の田代・種山に軍馬育成所の出張所を新設する
- 星亨が青森で壮士たちに襲われる
- 福島に羽二重生糸市が開かれる
関東
- 東京市の水道落成式
中部
- 河北郡八田村の用水紛争で裁判所と警察署が対立する(石川)
近畿
- 三重県の御木本幸吉が養殖真珠を献納する
- 姫路に第十師団司令部を設置する
中国
- 岡山の黒住教本社工事が落成し、遷宮祭をおこなう
- 下関・浜田・境が新開港場として指定される
四国
- 谷干城・大石正巳らが四国地租増徴反対同盟会を結成(高知)
- 愛媛県下の旧自由・進歩党員が海南政友会を結成する
九州
- 福岡県立工業学校を設立し、久留米・小倉に分校をおく