1900年(明治33年)の出来事

今から124年前の出来事

出来事・事物起源・話題

1月16日
長距離電信電話開始
1月28日
社会主義研究会、社会主義協会となる
3月7日
「未成年者喫煙禁止法」、「産業組合法」、「重要物産組合法」など公布
3月10日
治安警察法公布
3月23日
日本興業銀行法公布
3月24日
アメリカ最初の地下鉄道ニューヨークに開通
3月29日
衆議院議員選挙法改正(選挙権を直接国税10円以上に引上げる)
4月1日
東海道線列車に乗客専務車掌を乗務させる(乗務車掌の始まり)
4月8日
寝台列車初めて山陽鉄道に開設(当初は一等寝台車に限る)
4月19日
福井の大火(約1,700戸焼失)
4月30日
『軍艦マーチ』演奏される
5月10日
大和田建樹作詞「地理教育鉄道唱歌」第一集発行
5月10日
日本初の電気自動車お目見え
5月12日
ナイチンゲールの80歳の誕生日を祝い、日本赤十字社総裁小松宮殿下より記念品を贈与
5月15日
北京附近において義和団匪徒蜂起し、耶蘇教徒72名を殺害する
5月19日
陸軍省・海軍省官制改正され、軍部大臣の現役大・中将制確立
5月24日
12歳以上の男女の混浴を禁止する布達が内務省より出される
5月26日
軍艦の造船を外国に注文せず、初めて千早艦横須賀にて進水
5月28日
義和団暴徒に対し、北京の各国公使対策協議決し出兵を宣言
5月30日
義和団事件に「笠置」艦派遣
5月31日
義和団に備え、各国兵北京に入る
6月2日
行政執行法公布される
6月5日
内務省、清涼飲料水営業取締規則公布(ラムネ・リモナーデ・ソーダ水等)
6月6日
義和団、天津郊外で各国連合軍と戦闘
6月11日
北京において日本公使館員杉山書記、義和団匪のため殺害される
6月14日
ハワイ・アメリカ合併
6月15日
閣議、義和団鎮圧のため陸軍派遣を決定
6月17日
北清事変に連合艦隊、大沽砲台を占領(海軍中佐服部雄吉戦死)
6月20日
義和団、北京各国公使館を包囲
6月20日
各国連合軍協力、天津砲撃
6月21日
清国皇帝、列強(北京出兵8国)に対し宣戦布告
6月22日
北清事変応援のため、福島安正少将、混成旅団三大隊を率いて宇品を出発
6月30日
各国連合軍、天津総攻撃
7月1日
台湾における最初の電話、台北・台南間に開通
7月2日
ツェッペリン飛行船試験飛行
7月11日
北清事変、天津の激戦
7月13日
日英仏などの連合軍、天津総攻撃
7月14日
北清事変、連合軍天津城占領
7月26日
津田梅子、女子英学塾を創立
7月26日
清の孫文、日本に亡命
8月1日
救世軍大尉矢吹幸太郎、東京新宿遊郭附近にて人身売買反対運動を起す
8月5日
各国連合軍、北倉付近に清兵を撃破(歩兵大尉木内末男以下12名戦死)
8月7日
『萬朝報』紙上で、高徳秋水、非戦論を展開
8月12日
日本軍通州を占領
8月14日
日本軍を主力とする各国連合軍、北京の砲撃を開始
8月15日
連合軍、北京公使館を奪回(北京占領)
8月17日
樺太豊原町に樺太神社設立
8月17日
東京府下の水害(浸水家屋約19万戸)
8月24日
厦門(アモイ)の大谷派本願寺布教所、清国暴民のために焼かれる(海兵これを鎮圧する)
8月30日
幸徳秋水「自由党を祭る文」を「萬朝報」に発表
9月11日
上野・新橋両駅構内に初めて自働電話(公衆電話)開設される
9月13日
台北に台湾神社創立
9月14日
女子英学塾(津田塾大学)開校
9月15日
立憲政友会発会式挙行(伊藤博文を総裁とする)
9月15日
岡山第六高等学校(岡山大学)の開校式
9月23日
第2インター第5回大会(パリ)
9月26日
山県内閣総辞職
9月28日
古川市兵衛、ちょん髷を切る
9月29日
連合軍、山海関砲台を占領
10月1日
官営鉄道に初めて寝台車連結
10月2日
娼妓の自由廃業制度発令される
10月11日
シャム国王より皇太子嘉仁親王へ最高勲章を贈進
10月15日
三井呉服店新装開店
10月19日
第四次伊藤内閣成立
10月26日
日本を初め在北京公使は北清事変講和会議を開く(第一回対清要求を議す)
11月8日
イギリスにて建造の戦艦「三笠」、進水式挙行
11月10日
東京帝国大学運動会、ヤード制廃しメートル制に
11月11日
ロシア、清国と密約、満州占領地の権益独占(露清協定)
11月12日
漢城(現ソウル)―仁川間に、朝鮮初の京仁鉄道が開業
11月12日
観菊御宴開かれる
11月14日
静岡市の旧徳川邸を葵ホテルに改築と新聞に発表される
12月1日
暖房車初めて東海道線に装備
12月14日
ドイツの物理学者ブランクによりベルリン物理学会にて量子の新学説発表
12月15日
年賀郵便特別取扱開設(これより例年恒例となる)
12月23日
陸相桂太郎辞任、後任に児玉源太郎を任命

総理大臣

山県有朋(明治31年11月8日~明治33年10月19日)

伊藤博文(明治33年10月19日~明治34年5月10日)

生活の話題

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  • 人造藍の輸入増加し、天然藍衰退するが、インド産藍の輸入は最高数量に達する

  • 全国屠牛場数1,396所・屠牛数233,385頭
  • 醤油をビール瓶に詰めて野田土産として旅行者に売って好評、瓶詰の因となる

  • 共同家屋建築会設立するが成功せず

文学

  • 徳富蘆花著『不如帰』発行(2月)
  • 吉田東伍著『大日本地名辞書』刊行(3月)

その他

  • 小田原電気鉄道開通
  • 汚物掃除法制定
  • 豊州電気鉄道開通
  • 東京・神戸間に初めて寝台車を設け列車ボーイをおく
  • 私製ハガキ発行
  • 東京に自転車流行し、女子嗜輪会発会
  • 日本鉄工共益社設立
  • 目白日本女子大学創立
  • 津田英学塾創立

地方の話題

北海道

  • 北海道拓殖銀行の創立総会を開く

東北

  • 硫黄山が大噴火(福島)

関東

  • 鎌倉町長が鶴岡八幡宮の段葛の石を取除き問題となる(神奈川)

中部

  • 木曽・長良・揖斐3川分流の大工事が完成する(愛知・三重)

中国

  • 北清事変に際し、広島第五師団に動員令がくだる
  • 農商務省が広島県の松永に塩業試験場を開く

四国

  • 鳴門要塞の砲台が完成

九州

  • 滝廉太郎が郷里の竹田で「荒城の月」を作曲する
  • 熊本第九銀行が支払いを停止し、九州一円に金融恐慌がおこる
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