興宣大院君とは|朝鮮王朝末期の実力者をわかりやすく解説

  • 公開日:2026/06/13
  • 最終更新日:2026/06/14
歴史用語集

興宣大院君(こうせんたいいんくん)は、朝鮮王朝末期の政治家です。

第26代国王・高宗の父として知られ、幼い高宗に代わって政治を主導しました。

強力な改革を進める一方で、攘夷政策を推進したことでも知られています。

幕末から明治初期の朝鮮を語るうえで欠かせない重要人物です。

よくある質問
興宣大院君とは誰ですか?
高宗の父であり、朝鮮王朝末期の実力者です。
何で有名ですか?
王権強化や攘夷政策を進めたことで知られています。
壬午事変との関係はありますか?
反乱軍によって担ぎ出され、一時的に政権へ復帰しました。

→ 詳しいQ&Aはページ下部をご覧ください

興宣大院君とは簡単にいうと?

簡単に言えば、興宣大院君とは「高宗の父として朝鮮王朝の政治を主導した実力者」です。

  • 高宗の実父
  • 朝鮮王朝末期の実力者
  • 王権強化を進めた
  • 攘夷政策を推進した
  • 壬午事変で一時復権した

興宣大院君の生涯

興宣大院君の本名は李昰応(イ・ハウン)です。

1820年に生まれ、王族の一員として育ちました。

当時の朝鮮では有力な外戚勢力が政治を支配しており、王権は弱体化していました。

高宗即位と実権掌握

1863年、第26代国王となる高宗が即位します。

しかし高宗はまだ幼かったため、父である興宣大院君が実際の政治を担当しました。

こうして朝鮮の最高権力者となります。

王権強化と改革

興宣大院君は王権強化を目指し、外戚勢力の排除を進めました。

また、地方行政や税制の改革にも取り組みます。

さらに景福宮の再建を行い、王朝の権威回復を図りました。

攘夷政策の推進

興宣大院君は外国勢力の介入を強く警戒していました。

特にキリスト教の布教や欧米列強の進出に反対し、徹底した攘夷政策を実施します。

1866年にはフランス艦隊との丙寅洋擾、1871年にはアメリカ艦隊との辛未洋擾が発生しました。

閔氏一族との対立

高宗が成長すると、その妃である 閔妃(明成皇后) と閔氏一族が政治的影響力を強めました。

これによって興宣大院君は次第に権力を失います。

以後、両者は激しく対立するようになりました。

壬午事変での復権

1882年壬午事変 が発生すると、反乱軍は興宣大院君を担ぎ出しました。

大院君は一時的に政権へ復帰します。

しかし清国軍が介入し、大院君は天津へ連行されました。

甲申事変との関係

その後も朝鮮国内では親清派と開化派の対立が続きます。

こうした政治混乱の中で、 甲申事変 が発生しました。

興宣大院君は朝鮮近代史の大きな転換期に深く関わった人物でした。

晩年と死去

晩年の興宣大院君は政治的影響力を失いました。

しかし朝鮮国内では依然として大きな存在感を持ち続けます。

1898年に死去しました。

興宣大院君の歴史的意味

興宣大院君は朝鮮王朝の再建と王権強化を目指した人物でした。

一方で攘夷政策への固執は、急速に変化する国際情勢への対応を難しくした面もあります。

近代化と伝統維持の狭間で苦闘した政治家として評価されています。

『坂の上の雲』との関係

『坂の上の雲』で描かれる日清戦争の背景には、朝鮮国内の政治対立がありました。

興宣大院君はその出発点となる時代の中心人物です。

壬午事変や甲申事変へつながる朝鮮政治の混乱を理解するうえで欠かせない存在です。

興宣大院君の歴史的意義

  • 高宗の父として政権を主導した
  • 王権強化と改革を進めた
  • 攘夷政策を推進した
  • 壬午事変で一時復権した
  • 朝鮮近代史の転換期を象徴する人物となった

興宣大院君のポイントまとめ

  • 高宗の実父である
  • 朝鮮王朝末期最大の実力者だった
  • 王権強化を進めた
  • 攘夷政策を推進した
  • 壬午事変と深く関わった

関連年表

よくある質問(Q&A)

興宣大院君とは誰ですか?
朝鮮王朝第26代国王・高宗の父であり、実質的な最高権力者として政治を主導した人物です。
本名は何ですか?
李昰応(イ・ハウン)です。
なぜ有名なのですか?
王権強化や攘夷政策を進め、朝鮮王朝末期の政治を大きく動かしたためです。
閔妃との関係はどうでしたか?
閔妃(明成皇后) や閔氏一族と激しく対立しました。
壬午事変との関係はありますか?
壬午事変 で反乱軍に担がれて一時的に復権しました。
なぜ重要なのですか?
朝鮮王朝の近代化以前の政治体制と対外政策を理解する鍵となる人物だからです。
興宣大院君を理解すると何が分かりますか?
壬午事変や甲申事変、さらに日清戦争へ至る朝鮮政治の背景を理解できます。

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