坂の上の雲の登場人物相関図

小説「坂の上の雲」の登場人物相関図

主人公
秋山真之(淳五郎)

海軍の道に進み、日露戦争では連合艦隊作戦参謀として活躍する
秋山好古(信三郎)

秋山真之の兄。陸軍で騎兵科の確立に尽力。日清・日露戦争では騎兵部隊指揮官としても活躍する
正岡子規(升、常則)

病魔と闘いながらも俳句革新を志す。秋山真之とは竹馬の友
海軍
- 山本権兵衛
- 日露戦争では東郷平八郎を連合艦隊司令長官に大抜擢するなど、大本営幕僚長として活躍する
- 東郷平八郎
- 日本海軍の司令長官として、日露戦争では全海軍の作戦を指揮する
- 広瀬武夫
- 秋山真之と一軒家に暮らし、海軍研究をしあった仲。のちに軍神となる
- 上村彦之丞
- 日露戦争では第二艦隊司令長官として奮戦
- 島村速雄
- 日露戦争では開戦時に連合艦隊参謀長、日本海海戦には第二艦隊第二戦隊司令官として奮戦する
- 加藤友三郎
- 日露戦争では連合艦隊参謀長として、日本海海戦を指揮する
陸軍
- 大山巌
- 日露戦争では、満州郡総司令官を務める。長州閥の山県有朋と並ぶ陸軍の実力者
- 児玉源太郎
- 陸軍大学校の充実に力を注ぎ、将校教育に多大な功績を残す
- 乃木希典
- 日露戦争では第三軍司令官として旅順攻撃を指揮する
- 明石元二郎
- 日露戦争中にストックホルムで諜報活動を行い、ロシア革命派を側面から支援する
- 白川義則
- 秋山真之と同い年。真之が秋山好古の下宿先を出た後に同居することになる。好古から気に入られていた陸軍の後輩
一般
秋山家
- 秋山久敬
- 秋山兄弟の父。旧松山藩時代は徒士目付筆頭の職をつとめる
- 秋山貞
- 秋山兄弟の母
- 秋山多美
- 秋山好古の妻。旧旗本佐久間正辰の長女
- 秋山季子
- 秋山真之の妻。宮内省御用掛稲生真履(まふみ)の三女
正岡家
- 正岡常尚
- 子規の父
- 正岡八重
- 子規の母。松山藩の武士だった夫の常尚没後、子規と妹の律をやさしく育てる
- 正岡律
- 子規の妹。二度の離婚を経て上京。その後、献身的に子規の看病をする
- 大原観山
- 子規の母方の祖父。旧松山藩随一の学者で藩儒をつとめる
- 加藤恒忠
- 子規の叔父で、秋山好古とは無二の親友。晩年松山市長を務める
その他
- 夏目漱石
- 大学時代に子規が手掛けた文集に批評を書いたことで親交が始まる
- 高浜虚子
- 子規門下四天王の一人
- 河東碧梧桐
- 子規門下四天王の一人
- 高橋是清
- 真之、子規が通った共立学校の英語の先生。のちに日露戦争の戦費調達の外債募集で大活躍した
- 陸羯南
- 新聞「日本」を創刊したジャーナリスト。子規の大恩人