ドラマ坂の上の雲ロケ地完全ガイド|日本海海戦の撮影現場と全国ロケ地一覧

NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』第13回「日本海海戦」は、迫力ある戦闘シーンを再現するため、大規模なロケセットと特殊効果を用いて撮影されました。
本記事では、実際のロケ現場の様子を写真とともに紹介しながら、
・どこで撮影されたのか
・どのように再現されたのか
・全国のロケ地はどこか
をわかりやすく解説します。
目次
日本海海戦ロケ現場(石川県加賀市)
撮影日:2010年5月27日
石川県加賀市の「日本元気劇場」には、原寸大の戦艦三笠セットが設置され、日本海海戦の主要シーンが撮影されました。
この巨大セットでは、実際の戦闘を再現するために、特殊効果や噴射装置が使用され、水柱や被弾の様子がリアルに表現されています。









(※肖像権配慮のため加工)
ロケ地探訪①|愛知県犬山市「博物館明治村」
撮影日:2010年6月11日
博物館明治村は、明治時代の建築物を保存・展示する施設であり、ドラマでは東京の街並みや学校などのシーンに使用されています。

(SL名古屋駅)

(SL名古屋駅)

(三重県庁舎)

(三重県庁舎)

(呉服座)

(第四高等学校武道場「無声堂」)

(西園寺公望別邸「坐漁荘」)

(高田小熊写真館)
ロケ地探訪②|愛媛県内子町・松山城
撮影日:2010年12月
物語の中心舞台である松山では、秋山兄弟や正岡子規に関する重要なシーンが撮影されています。

(屋根付き橋「田丸橋」)

(松山城大手門前)

(松山城艮(うしとら)門)

(松山城二之丸)
ロケ地探訪③|広島県呉市・江田島市
撮影日:2011年1月
呉や江田島では、旧海軍関連施設を活用し、軍事・教育シーンが撮影されました。

大講堂

(旧海軍兵学校)

幹部候補生学校庁舎廊下

(旧呉鎮守府司令長官官舎・洋館)
全国のロケ地一覧
『坂の上の雲』は、松山を中心としながらも、日本全国で撮影されています。
これは明治時代の多様な風景を再現するためです。
北海道ロケ
サロベツ原野では、日露戦争の戦地や旅順攻略のシーンが撮影されました。広大な自然が戦場のスケールを表現しています。
| サロベツ原野 | 北海道天塩郡豊富町 |
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|---|
東北ロケ
会津若松市を中心に、武家屋敷や藩校が使用され、明治初期の教育や生活の様子が再現されています。
| 安積歴史博物館 | 福島県郡山市 |
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|---|---|---|
| 旧滝沢本陣 | 福島県会津若松市 |
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| 会津武家屋敷 | 福島県会津若松市 |
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| 會津藩校日新館 | 福島県会津若松市 |
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| 天鏡閣 | 福島県猪苗代町 |
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関東ロケ
| ワープステーション江戸 | 茨城県つくばみらい市 |
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|---|---|---|
| 旧堀田邸 | 千葉県佐倉市 |
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| 千葉県立房総のむら | 千葉県栄町 |
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| 蕉雨園 | 東京都文京区 |
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| 川口SKIPシティ | 川口市 |
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| 記念艦「三笠」 | 横須賀市 |
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北陸・甲信越ロケ
| 日本元気劇場 | 石川県加賀市黒崎町 |
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|---|---|---|
| 小淵沢町の馬術場 | 山梨県北杜市 |
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| 松代藩文武学校 | 長野県長野市 |
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| 小蓮華山 | 新潟県と長野県の境 |
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東海ロケ
| 伊豆海洋公園 | 静岡県伊東市 |
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|---|---|---|
| 明治村 | 愛知県犬山市 |
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| 旧名古屋控訴院 | 愛知県名古屋市 |
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近畿ロケ
| 京都府庁旧本館 | 京都市上京区 |
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|---|---|---|
| 赤れんが倉庫群 | 京都府舞鶴市 |
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| 旧東郷邸 | 京都府舞鶴市 |
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| 滝坂の道(古道) | 奈良市 |
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中四国ロケ
| 松山城 | 松山市 |
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|---|---|---|
| 松山城二之丸 | 松山市 |
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| 道後温泉 | 松山市 |
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| 田丸橋(屋根付き橋) | 愛媛県喜多郡内子町 |
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| 瀬戸内の海 | 愛媛県今治市波方 |
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| 厳島神社を臨む海岸 | 広島県宮島 |
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| みろくの里 | 広島県福山市 |
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| 入船山記念館 | 広島県呉市 |
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九州ロケ
| ハウステンボス観光丸 | 長崎県佐世保市 |
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|---|---|---|
| 三角西港 | 熊本県宇城市 |
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| 熊本大学五高記念館 | 熊本県熊本市 |
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| 九州海技学院 | 熊本県宇城市 |
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海外ロケ
| エカテリーナ宮殿 | サンクトペテルブルク |
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|---|---|---|
| ロシア | サンクトペテルブルク |
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| マルタ島 | マルタ共和国 |
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| 上海 | 上海 |
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参照: NHKニュース及び「坂の上の雲公式ガイドブック」より抜粋
ロケで使用された28センチ榴弾砲の現在

愛媛県今治市の来島海峡には、小島(おしま)という周囲約3キロの小さな島があります。そこには、28センチ榴弾砲のレプリカが設置されています。
この島は、かつて芸予要塞「小島」と呼ばれ、明治期には仮想敵国ロシアから本土を防衛するため、6門の大砲(榴弾砲)が配備されていました。日露戦争ではこれらの大砲が戦地へ運ばれ、そのうち2門は旅順の激戦地である二百三高地の攻略において重要な役割を果たしました。
現在設置されている榴弾砲のレプリカは、NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』のロケで実際に使用されたものです。撮影後は松山市がNHKから譲り受け、松山城ロープウェイ乗り場に展示されていましたが、その後、松山市の好意により今治市へ寄贈され、この榴弾砲とゆかりの深い小島へ移設されました。
現在では、歴史とドラマをつなぐ象徴的な存在となっています。
まとめ
『坂の上の雲』のロケ地は、松山を中心に全国各地に広がっています。
それぞれの場所には、明治という時代を再現するための意味があり、単なる撮影地ではなく「歴史を体感できる場所」となっています。
ロケ地を訪れることで、作品の理解はより深まり、ドラマの世界を現実として感じることができるでしょう。


