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越前金崎宮

敦賀町の北金が崎にあり

此の地元弘の頃新田義顕の拠りし古跡にして本社は尊良恒良の二親王を祭る

社は海に斗出せる岬角の上に坐し山水の景嘱目最も絶美なり

明治33年発行『日本名勝百景』より

現代語

敦賀町の北の金が崎に位置している。この場所は、元弘の時代に新田義顕が立てこもった古い遺跡で、主神として尊良と恒良の二つの親王を祀っている。神社は、海に突き出た岬の先端にあり、その周りの山や水の風景は非常に美しく、目を引くものがある。

金崎宮の概要

別称
金ヶ崎宮
鎮座地
福井県敦賀市金ヶ崎町
例祭
5月6日

1336年(建武3年・延元元年)、新田義貞は足利尊氏に追われ、恒良・尊良の両親王と共に金崎城を拠点にしましたが、翌年には落城しました。その戦いの中で、尊良親王、新田義顕、そして気比大宮司氏治らが当地で戦死しました。その後、1890年(明治23年)に金崎城の跡地に新たな施設が創建されました。

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