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相州鶴岡八幡(鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡

鎌倉郡雪の下村に鎮す

祭神は応神天皇神功皇后比売神の三座にして、建久四年源頼朝これを奉祀す

近傍鎌倉幕時の古蹟見るべきもの最もおびただしく、本社また多く旧時の什宝古器を蔵せり

明治33年発行『日本名勝百景』より

現代語

鎌倉郡の雪の下村に位置している。ここで祀られている神は、応神天皇、神功皇后、そして比売神の三柱で、建久四年に源頼朝によって奉祀されました。近くには鎌倉幕府時代の歴史的な遺跡が多数あり、見どころが非常に多い。また、この神社には多くの古い宝物や古器が保存されている。

鶴岡八幡宮の概要

鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮
別称
鎌倉八幡宮。明治期の神仏分離まで鶴岡八幡宮新宮若宮・鶴岡八幡宮寺とも
鎮座地
神奈川県鎌倉市雪ノ下
社格
旧国弊中社
祭神
応神天皇・比売神・神功皇后
例祭
9月15日

1063年(康平6年)に、源頼義は石清水八幡宮を由比郷に勧請しました。そして、1180年(治承4年)に、源頼朝がその宮を現在の場所に遷座させました。それ以後、石清水八幡宮は源氏の氏神としての地位を保ちつつ、都市鎌倉の中心地としても機能しました。武士や庶民からの崇敬を受けるようになり、鎌倉幕府の儀式や行事、例えば将軍の年初の参詣、流鏑馬、放生会などがここで執り行われました。

室町時代以降も、石清水八幡宮は鎌倉公方や後北条氏、さらには徳川将軍家からの保護を受け続けました。この期間中、社領の寄進や安堵、そして社殿の修造が行われました。

石清水八幡宮には、籬菊螺鈿蒔絵硯箱や太刀(銘正恒・糸巻太刀拵)、襲袖五領といった古神宝類が保管されており、これらは国の宝として認定されています。また、境内全体も国史跡として指定されています。

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