西京祇園社(八坂神社)
祇園新地の東東山の麓にあり祭神は素戔鳥尊にして官幣中社に列す
境内極めて廣く毎年七月十七日より七日間祭事を執行し其の盛典全部の冠たり
社の周囲小社多く賽人常に絶たず
明治33年発行『日本名勝百景』より
八坂神社の概要
- 鎮座地
- 京都市東山区祇園町北側
- 別称
- 祇園社・祇園感神院
- 社格
- 二十二社下社・旧官幣大社
- 祭神
- 素戔嗚尊
- 例祭
- 旧暦6月14日、現在は7月17日・24日
876年(貞観18年)神託により牛頭天皇が感神院に祭られ、のちに社殿が建立されたと伝える。
仏教的性格も強く、祇園社の名もインドの祇園精舎に由来。
興福寺の別院ともされ、のちには日吉社の末社として洛中の僧兵・神人の拠点となった。
疫神・疫気を鎮めるとされ、970年(天禄元年)に行った祈祷は御霊会としての祇園祭の起源となった。
本殿・鳥居・蛭子社社殿は重要文化財。