駿河清見寺
興津町にあり
其の寺門の在る所は古昔清見が関の旧跡にして下に三保の松原を一望し富士愛鷹等の諸峯顧緬の中に在り眺嘱の爽快なる画図も及ばず
境内奇樹名石及寺宝夥多あり
明治33年発行『日本名勝百景』より
現代語
興津町に位置するこの寺の場所は、古くは清見が関の跡地として知られています。寺の位置からは、下に広がる三保の松原や、富士山や愛鷹山などの山々を見渡すことができ、その眺望は圧巻で言葉にできないほどです。寺の境内には、特徴的な樹木や名高い石、そして数多くの寺の宝物が収められています。