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乃木希典の名言・語録集|武士道・覚悟・生き方を示す言葉

  • 公開日:2022/07/15
  • 最終更新日:2026/04/22
乃木希典

乃木希典は、日露戦争の指揮官として知られるだけでなく、その厳格な生き方と信念により、多くの言葉を後世に残しました。

その言葉は単なる教訓ではなく、自身の生き方そのものを体現したものです。

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本記事では、乃木希典の代表的な名言を、その背景とともに紹介します。

武士道とは言葉ではない

ある人が乃木に「武士道とは何か」と尋ねたとき、即座に返された言葉です。

武士道は言葉ではない

乃木にとって武士道とは、議論するものでも、説明するものでもありません。
それは日々の行動や生き方の中で示されるものでした。

他人から職業を探してもらうような者が何になるか

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乃木のもとには、親族や知人から就職の世話を頼む声が多く寄せられました。

しかし乃木は、それを厳しく退けます。

他人から職業を探して貰うようなやくざ者が何になるか

自らの力で道を切り開かない者に、将来はない――
そんな強い信念があったからです。

現代で言えば厳しすぎるとも取れる言葉ですが、そこには自立を何より重んじる精神が表れています。

私よりも馬がよく働いた

日露戦争後、乃木は金鵄勲章と年金を賜ります。

しかしその一部を、自分ではなく馬の世話をする者に与えました。

戦時中は、私よりも馬がよく働いたから――

戦場では、人だけでなく馬もまた命を懸けて働いていた――
その事実を忘れなかったのです。

この言葉からは、功績を自分のものとしない謙虚さと、命への敬意が伝わってきます。

乃木院長の訓示(学習院)

乃木希典が学習院院長時代に、生徒たちへ語った言葉の一部です。

  1. 口を結べ。口を開いて居る様な人間は心に締りがない
  2. 眼の注け方に注意せよ。始終キョロキョロして居るのは、心の定まらない証拠である
  3. 敬礼の時は先方をよく注視せよ
  4. 自分の家の紋所、家柄、先祖の事はよく聞いて忘れぬ様にして置け。先祖の祭は大切であるぞ
  5. 男子は男らしくしなくてはいかん。弁当の風呂敷でも、赤いのや美しい模様のあるのを喜ぶ様では駄目だ
  6. 決して贅沢するな。贅沢程人を馬鹿にするものはない
  7. 人力車には成る可く乗るな。家で人力車をよこしても乗らないで帰る様にせよ
  8. 寒中水で顔を洗うものは幾人あるか。湯で洗う様ではいかぬ
  9. 寒い時は暑いと思い、暑い時は寒いと思え
  10. 破れた着物を其の儘着て居るのは恥だが、そこを継ぎをして縫って着るのは決して恥ではない。いや恥どころではない。
  11. 恥を知れ。道に外れた事をして恥を知らないものは禽獣に劣る
  12. 健康の時は無理の出来る様に体を鍛錬せよ。けれども一旦病気になったら医者の云う事をよく聞け
  13. 洋服や靴は大きく作れ。格好などかまうな
  14. 学習院の学生は成るだけ陸海軍人になれとは、陛下の御沙汰であるから、体の丈夫なものは成るべく軍人にならなければならぬ。けれども生まれつき体の弱い者もあり、又種々の事情でなれぬ者もあろう。是も仕方がないが、何になるにも御国の為に役に立つ人にならなければならない。国の為に役に立たない者、或は国の害になる様な人間は死んで仕舞った方がよいのである。

どの言葉にも共通するのは、自己規律と責任、そして国家への奉仕です。

現代の価値観とは異なる部分もありますが、当時の教育理念や時代背景を知る上で、非常に示唆に富む言葉といえるでしょう。

まとめ

乃木希典の言葉には、一貫した特徴があります。

それは、言葉と行動が完全に一致していることです。

武士道を語らずして体現し、功績を誇らずして他者に譲り、自立と規律を何よりも重んじる。

これらの言葉は、単なる名言ではなく、乃木希典という人物そのものを映し出す鏡といえるでしょう。

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