越前気比神宮
敦賀町の東字曙にあり官幣大社にして御神仲哀天皇神功皇后を祭り古来北陸の総社と称し国民最も崇敬す
毎歳九月四日を以て大祭を行ふ
勅使参向し其の式頗る厳かなり
明治33年発行『日本名勝百景』より
気比神宮の概要
- 別称
- 気比大神宮・笥飯宮とも
- 鎮座地
- 福井県敦賀市曙町
- 社格
- 式内社・越前国一宮・旧官幣大社
- 祭神
- 伊奢沙別命(気比大神)・仲哀天皇・神功皇后・日本武尊・応神天皇・武内宿禰・豊玉姫命
- 神階
- 893年(寛平5年)正一位勲一等
- 例祭
- 9月4日
もとは当地に古くから信仰されていた御食津神(食物の神)であるらしい。
神功皇后が太子と武内宿禰を遣わして参拝させたと伝えられ、692年(持統6年)神戸が増封された。
朝廷の崇敬が厚く、貴族・武家の庇護のもと大いに繁栄した。
大鳥居は重要文化財。